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The Ash Tray                     花曇り

若宮の詩集


 
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Category: 雨に似た身体  

雨に似た身体

第四話 バス

一通りの会話が終わり、終電時刻が迫ると一人、また一人と帰路につき始めた

「終電?もうそんな時間か」

常に朝まで飲む自分にしてみればどうでもよかった

帰ろうが眠ろうが何をしていようがどうでもいいのだ

その日、真夏の夜は何故か涼しく、人混みも息を潜めているかのように平和であり平穏だった

不思議な感覚だった

まるで宇宙空間を惑星から傍観しているかのようだった

ビルは当たり前に光を放ち路上はさっき降り始めた雨で全てを乱反射し

コスモとエレウテリア

そんな関係を作り出していた

「飲み足りない」

ふと駅を見ると知った顔が現れる

終電に乗り遅れたらしく霊地が向こうから歩いて来た

「ぎりぎりで逃しちゃって…せっかく走ったのに…」

痩せていて、色白で、長髪

そしてネクロフィリア

その時何を思ったのだろう


妙な恐怖感と寂しさの連鎖

深夜

おかしいくらい人気のない街

それはまるで何かを予兆しているかのように

僕の背中を包み込んでいた
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